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日々を読み解く

普通の日々をスピリチュアルな視点で観察しています。

天使の分け前

Category思考のかけら
週末はファミリーデイ。家族で楽しく過ごせました♪

で、お出かけ途中で見かけたヘリオス酒造さんの看板に引き寄せられ、
子供たちは興味ないであろう、泡盛の工場見学に
飛び込みで入りました。
(これからヘリオスさんへ見学へ行く方は、
 読むのをスルーして楽しみを取っておいてね!)

しぃんとした空気の中に
なにやらヨーロッパ風の立派な蔵があります。

見学受付をして、工場の中を案内していただいたのですが、
琉球時代から受け継がれた泡盛になるまでの工程を
説明していただき、最後に泡盛を寝かせてある
蔵の中を見せてもらったのですが・・・

それがまた圧巻でした。

泡盛は蒸留酒ですので、ブランデーやワインといったお酒と同じく
貯蔵して寝かせたほうが、味がまろやかになるとのこと。

沖縄の泡盛の貯蔵は、土で焼いた甕に入れるのが主流なのですが、
こちらの酒造所は、もともと米兵向けのラム酒を製造していたとのことで、
貯蔵は大きなオーク材の樽を使用しています。

それはそれは大量の木の樽が、その蔵に眠っておりました。

そこで、面白いお話も聞けました。

オーク材の樽は、樹齢70-80年のものを使うそうです。
そしてその樽が何年使えるかというと、樹齢の年数と同じになるそうなのです。

その酒造所では、100年戦争もなく無事にお酒が作れるようにと
特別な樽を作りました。
樹齢300年の樫の木でできた樽です。

その特別な樽に、現在25年泡盛が眠っていて、
あと75年経ないと、その樽が開封されることはないそうです。

とはいっても、材質は木ですので、
中の泡盛が年々数%、蒸発して気化するとのこと。

開封する頃には、どのくらい泡盛が残っているのか、わからないとおっしゃっていました。

通常の樽ですと、気化する分は、新しい泡盛を継ぎ足すそうなのですが、
100年寝かせると決めた樽は開封しないので、継ぎ足さないそうなのです。

その樽から蒸発し気化した泡盛の分を、
職人さんたちは

” 天使の分け前 ”

と言うのだそう。

なんだか、その言葉の気風の良さが、
私の耳に残りました。

別にそういったことは、お酒だけでなく、
食物が実り、大量の魚を収穫したとき。
古来から人間は、その分け前を「神」という
見えない存在に捧げていたのは言うまでもなく。

現在のように合理化され、利益を求めるために
徹底的にいらないものを排除していく製造工程の中に、
「天使の分け前」は不合理なものとされていったのでしょう。

そう考えると、人間ってどこまで傲慢なんだ・・・
と感じてしまい。。

そして、古来からあるはずの「天使の分け前」的な考え方に
なんだか はっ! とさせられたのでした。

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